熊谷ラグビー場の唯一の欠点は、熊谷駅から遠いこと(約4km)。 ラグビーワールドカップ2019では、想像を超える台数のシャトルバスが投入された上に、駅とラグビー場を結ぶラグビーロードを一般車通行禁止にして驚異的な輸送を見せ、来場者の絶賛を浴びたのだった(他にも熊谷ならではのおもてなし、国歌を歌う小中学生、ボランティアのみなさん、とたくさん絶賛を浴びた)。
しかし、これからはじまるトップリーグでは、ワールドカップ並の観客が予想されるものの、「一生に一度」のお祭りのような特別措置は取ることができず、「できればバスではなく、徒歩で行って欲しい」と熊のキャラクター「スク」と「マム」に言わせるという事態に(「スク」と「マム」が喋れる設定か知らないけど)。
「4km歩くのはちょっと大変だなぁ、自転車とかあれば」と考えていたところ、昨年から熊谷市が始めた自転車シェアリングがあるのに気が付いた。ということで「シェアサイクルを使ってラグビー場に行ってみよう!」体験記のはじまりはじまり。
まずは、熊谷市のWEBページにある自転車シェアリングのページを熟読。ポイントは、
アプリのダウンロードと登録は5分くらいで済むが、名前やメールアドレス、電話番号などを登録するので、事前にやっておこう。
登録方法など詳細は熊谷市自転車シェアリングのページを見てほしい。
難しいところは特にないが、クレジットカードを登録しない(現金払いを選択する)場合、アプリから電話を発信する手順を踏んで、電話番号を確認するところがあるので、電話が通じるところで行う必要がある。
さあ、では熊谷駅でシェアサイクルを借りてラグビー場に向かおう。
と、出かけてみたものの、結構なクエストであった。以下クエスト風でお送りする。
むかしむかし、とか言いたいところだが、このクエストは2020年1月初旬に行われた。状況などはそのときの状況なので、留意してほしい。
パーティ(同行者)は「ゆうしゃ」ヌマサンと「まほうつかい」シノサンだ。
改札を出ると、なにやら熊の足跡が。
「ラグビータウン熊谷」のキャラクター「スク」(ラグビーボールを持っている方)と「マム」の足跡のようだ。この足跡を追って行くとラグビー場に行けそうだが、それは徒歩かバス・タクシーの場合。シェアサイクルに乗るには「熊谷駅サイクルステーション」を見つけなければ。
さて、サイクルステーションはどっちだ?
実は、この写真にヒントが隠されている。中央付近を拡大してみると・・・・・
コレがサイクルステーションの案内ポスター!左方向に矢印が、そちらへ向かおう。
進んだ先の柱にも案内ポスターが! 先へ進め!
と、ここで調子にのって直進してはいけない。ここで右にターンする。これがポイント。
もう一度ちゃんと書こう。スタバと埼玉縣信用金庫の間に右折する。
右折しないで直進した先には、熊谷うどんの熊たまや、モスバーガー、CoCo壱、ぎょうざの満州などうまそうな店が並んでいるが、今日はここで誘惑に負けてはならない。
曲がり角の先はこんな風景。注意深い読者ならもうお気付きかもしれないが、この中に案内ポスターがある。探してみよう。
はい、ココ。この外へ向かう口の先にサイクルステーションがあるようだ。
きらびやかな駅構内から外の世界への出口。この先にサイクルステーションがあるらしい。
ここは喫煙所じゃないのだけれど、このときはタバコを吸ってる人がいた。ここの管轄はJRなのか、駅ビルなのか、熊谷市なのか、はたまた秩父鉄道か、辺境の境界線地帯にはならず者が集まるのか・・・・
ならず者を無視して直進すると、やっと駐輪場の入口に。上部に右に曲がれのポスターが。おっと、左側から何かあらわれた! と思ったら、シノサンだった。
やっと着いたと安心してはいけない。右に曲がると次は「階段を上れ」という指令が。
階段を上り切ると、この風景。見渡す限りの自転車。しかし、シェアサイクルではない。
この先に希望はあるのか、不安になるが、ここはまっすぐ進むしか選択肢がないので、まっすぐ進む。
途中まで来て、道が正しかったことがわかってちょっと安心。ただ、この先にもひたすら自転車。注意して進もう。
もう少しで自転車置き場が終る、と思ったところでサイクルステーションに到着した!
説明書きが英語であることに驚き、パーティーに英語がわかる賢者を連れてこなかったのを後悔したが、裏面に普通に日本語があった(ほっ)。それに、これは準備編で熟読した自転車シェアリングのページと同じ説明だ。
コレがシェアサイクルの自転車の全景。全体にコンパクト。サドルの高さは簡単に調整できるようになっている。後輪に取り付けられたロックが少しゴツい。前カゴがあるが、荷台はない。右のハンドルのところには変速機がついている。
それでは、早速自転車を借りよう。クレジットカードの場合と現金(またはSuica/PASMO)の場合がある。まずはクレジットカードの場合。
アプリにクレジットカードを登録してあると、クレジットカード払いとなる。
これだけ。この時点から料金タイマーが開始される。料金は20分ごとに50円(上限なし)。
アプリにクレジットカードを登録しないと、現金払いとなる。まずは現金またはSuicaの場合の基本的流れを説明しよう。
料金は20分ごとに50円。ラグビー場までは約4kmなので、寄り道しなくても20分で到達はちょっと無理と思われる。行きだけ利用する人は100円で済むだろう。ただ、この端末はココにしかないので、再びラグビー場で借りる場合は復路分も含めて買っておく。延長の精算はできるけど、チケットが0になっていると借りられない。帰りも借りる場合は、150円か200円を買っておくと良いと思う(あくまで自己判断で)。
ここで、いくら買うか計算したりするのが、面倒な人は
とよいだろう。
さあ、やっとラグビー場に出発だ!
おっと、巻物が長くなりすぎた。話の続きは、ラグビー場への道のりに続く。
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